船旅なら読書?


小樽から舞鶴まで20時間の船旅だ。
今まで何度かフェリーに乗っているが、学生の時にオートバイで日本一周をしたときの鹿児島から那覇がかなり長い運航時間だったと記憶している。
今回は仕事での移動なので長旅はうんざりだが、違う見方をすれば、電話もかからず、ネットも使えず、自分を知っている人間もいない中での20時間は、ある意味、貴重な時間だ。
この貴重な時間を何に使うか?
今やらなくてはいけない重要なことは何?
会議の資料を作る?
いや、まだお盆休みの真っただ中だ、さすがにそんな気分にはなれない。
では何をすべきか?
やはり、読書だ。


ビジネス本、自己啓発もの、伝記、そういった類の本はフェリーの中で読みたくない。
ちょっと難解で、イマジネーションをフル活用する類の本がいい。
アメリカの小説家であり、詩人でもあるレイモンド・カーヴァーの「頼むから静かにしてくれ」の1巻2巻を選んだ。
彼の小説は文章を削りに削った、もうこれ以上削ると話にならない、というタイプの短編なので、1篇、1篇読んでいても、ほとんど何を言いたいのか分からない、理解に苦しむ小説なのだ。
ところが、読んだ後、物語の持つ余韻が長く頭の中や、胸の中に留まり続ける、何とも不思議な小説。
僕にとっていい写真、いい映画、いい本、いい絵、いい彫刻、いい音楽なるものは、わかるか、分からないかではない。
それを見た後、読んだ後、何かしらの質問を自分に問い続けるものがあるかどうかだ。
もっと言えば、読んだ後、見た後、聞いた後、自分の世界が変わるかどうかだ。
レイモンド・カーヴァーの小説はそういう分野に属する作品だと思う。


と色々と語ったものの、実際は1/3も読まないうちに睡魔に襲われ、20時間の船旅は今までこんなに寝たことが無いというくらい寝て過ごしてしまった。
このところ睡眠不足が続いていたので、天が与えてくれた休息だったのかもしれない。
そういうことにしよう。

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by konojigata47 | 2017-08-18 22:28 | 学習塾