職員十訓

15年以上の海外生活を終え、この会社に入社した頃、しばらくどうしても馴染めない、というか違和感があったのは、会議の前に行う職員十訓の唱和だ。(社訓の唱和のようなもの)
ついさっきまでヘラヘラと笑っていた職員たちに何かが突然乗り移ったかのように、腹の底から大きな声を出し、十の訓示を唱和する。
最初は目を疑った。
なぜこんなことをするのだろう、と正直言って解せなかった。
まあ、それでも「郷に入れば郷に従え」とにかく自分も皆のようにやってみる。
不思議なもので、毎回やっていると一つひとつの訓示が徐々に意味を持ったものとして心に響いてくる。
朝の会議前に大きな声を出すことによって気分がスッキリとする。
一体感が生まれる。
気合が入る。
これって、以前何処かで経験したことがあるフィーリング、なんだっけ、、、?
思い出した、そういえば、少林寺拳法をやっていた頃も練習前に訓示みたいなものを唱和していた。

己こそ己の寄るべ 己を置きて誰に寄るべぞ
よく整えし己こそ まこと得難き寄るべなり
自ら悪をなさば自ら汚れ 自ら悪をなさざれば自らが清し
清きも清からざるも自らのことなり
他のものに寄りて清むることを得ず



これを唱和したあと、全員が気合を入れた雄叫びを上げ、練習に入った。

最近は僕たちの会社の職員十訓をやらないと、どうもすんなりと会議に入れそうもない。
順応するのが早いというべきか、己を持っていないというべきか、僕ももうすっかり企業戦士です。



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少林寺拳法の聖句は、自分のより処は自分しかいないという、かなり厳しいことを言っているのですね、と思った人もポチッとよろしく!





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by konojigata47 | 2018-01-31 00:17 | 学習塾