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棟方志功

今、道立近代美術館で「棟方志功展」が開催中だ。
かなり昔から僕は彼のファンだ。
良い写真について追求していたとき、写真以外の作品に影響を受けることが多かった。
版画家である(彼は板画と書いてハンガが読ませる)彼の作品をはじめてみたとき、鳥肌が立った。
何か人知を超えたものが乗り移った作品だと思った。
作る人間の勢いや情熱、作品に向かう態度がストレートに表現されていると思った。
彼の作品を時系列で観ることができるとても良い作品展だったが、僕が今回一番感動したのは彼が筆で書いた文字だった。
文字は人を表すというが、彼が書く書は生き物のようだった。まるで紙の中から飛び出しそうなほど勢いがあって、それでいてどこか温かい。
「文字を書く時はそのカタチの良さに気を使うのではなく、書いているときの心の状態をいかに紙の上に表現するかが大切だ」というようなことを彼は言っていたそうだが、作品を作るということは本当にそういうことだと思う。
これはアート作品だけでなく、仕事にも通じるものがある。
見てくれが良い、言っていることが正しく聞こえる、そういうことよりも、その時々本当に大切なことをいかに本質で語れるかが本物の仕事だと思う。
あれ、何言ってるのかわからない?
「棟方志功展」時間があったら是非観に行ってください。




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by konojigata47 | 2018-02-17 00:20 | 学習塾